2012年11月29日木曜日

羅老号:きょう午後に「最後の挑戦」:ロシア製ロケットの性能は?

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● JNNニュース



朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/29 09:18
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/29/2012112900532.html

羅老号:きょう午後に「最後の挑戦」

 韓国の宇宙ロケット「羅老号」が、打ち上げに向けた予行練習を終え、29日に最後の挑戦に臨む。 
 打ち上げ当日の天候にも問題はなく、羅老号は午後4時ごろ、全羅南道高興郡外羅老島の羅老宇宙センターから打ち上げられるとみられる。

 航空宇宙研究院は、発射前日の28日午前9時30分から6時間にわたり、ロシアが製作した羅老号の第1段(下段)ロケットや、韓国が製作した第2段ロケット、発射台や追跡システムなどを、燃料を注入していない状態で、実際の打ち上げのスケジュールに合わせて点検した。
 羅老号は打ち上げから54秒後に音速を突破し、232秒後に第1段ロケットと第2段ロケットを分離する。
 395秒後には第2段ロケットに点火され、540秒たった時点で人工衛星が分離される。
 打ち上げから12時間後、大田市の韓国科学技術院(KAIST)人工衛星研究センターが科学衛星「羅老」との交信に成功すれば、羅老号の打ち上げは成功したことになる。


 とはいっても、肝心の部分はロシア製で、ロシアに宇宙ロケットを打ち上げてもらうという形になっている。
 そのことが、当初、初の国産ロケットといっていたダメージを大きく傷つけ、上がってもいいししっぱいしてもいいや、さして期待はしていないという国民的雰囲気を作ってしまった。
 ロシアとしては韓国のお金で、ロケットテストをしているようなものであるが、ここはやはりちゃんと打ち上げないとまずいだろう。
 うまく打ち上がったとしても、ロシアのこと、絶対にデータは公開しないだろう。
 ただ韓国はうまくロシアにやられた、というバカバカしさが残るだけのこととなる。
 まわりから見ても、韓国のお人好しが際立って残る結果となりそうである。


 10分前の情報。
 何かおかしい。
 ロシアは何のテストをしている?

朝鮮日報 記事入力 : 2012/11/29 16:37
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/11/29/2012112902066.html

羅老号:またも打ち上げ中止
 
 失敗と延期を繰り返し、紆余(うよ)曲折の末に打ち上げの日を迎えた韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老号」。
 しかし29日、またしても打ち上げ中止となった。

 羅老号は同日午後、自動カウントダウン直前に上段部の推力制御システムに異常が発生。
 羅老号発射指揮センターは「29日午後3時43分ごろ、発射体の上段部点検中に問題が発生し、カウントダウンを中断するに至った」と語った。

 韓国航空宇宙研究院は
 「正確な原因を把握してから、再打ち上げなど今後のスケジュールを発表する」
としている。


CNNニュース 2012.11.29 Thu posted at 17:18 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/35025053.html

韓国、衛星ロケット打ち上げを直前で延期 電子系統の不具合

 ソウル(CNN)
 韓国は29日午後、同国初の人工衛星搭載のロケット「羅老(ナロ)1」号を南部沿岸から打ち上げる予定だったが、一部の電子系統で不具合が見付かり、発射数分前に延期を決めた。
 打ち上げを担当する教育科学技術省幹部が明らかにした。
 韓国は宇宙ロケットの打ち上げを2009年と10年にも試みたが、いずれも失敗していた。
 同幹部は今回の打ち上げ中止の詳しい原因を特定するには時間が必要と述べたが、同国が重視する宇宙開発計画の推進に大きな打撃になるとみられる。
 ロシアの技術を活用したロケット打ち上げは当初、先月の予定だったが最終段階になり延期が決まった。
 韓国はナロ1について気象データ収集などを目指しており、民生用の宇宙開発計画に重要な意味を持つと主張している。
 韓国の宇宙ロケット開発は02年に開始。
 21年までに自力開発したロケットの完成を目指し、必要経費は約14億米ドル(約1148億円)とされる。

 今回の打ち上げは北朝鮮を刺激する可能性があった。
 北朝鮮は今年4月、人工衛星搭載と称する長距離弾道ミサイルを発射、国際社会の非難を浴びた。
 ミサイルの空中分解で結局失敗したが、弾道ミサイルなどに関して北朝鮮を制裁する国連安全保障理事会は打ち上げを糾弾した。

 北朝鮮は、韓国がロケット発射に踏み切った場合、国際社会の批判の対象になるべきだと主張する可能性があった。
 北朝鮮の朝鮮中央通信はロケット発射についての記事をこれまで伝えていない。
 韓国内ではナロ1打ち上げの目的は明瞭であり、北朝鮮と異なるとの見方があった。
 ただ、北朝鮮内ではここに来て新たなロケット発射の準備を示唆する動きが衛星画像の分析で出ている。
 米国の人工衛星会社「デジタルグローブ」は西部にある発射基地で4月の打ち上げの際と類似した動きが見られるとし、今後数週間内の発射も予想されると報告していた。
 ただ、米国防総省筋は発射基地での活動を確認しながらも、打ち上げは差し迫っていないとの判断を示した。
 韓国が自国領からの宇宙ロケット打ち上げに成功すれば
 米国、ロシア、中国、日本、フランス、インド、イスラエルとイラン
に続く例となっていた。




サーチナニュース 2012/11/30(金) 15:14

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1130&f=national_1130_017.shtml

羅老号また打ち上げ延期、フランス製部品で問題生じる=韓国

  韓国教育科学技術省は29日、同日に予定していた韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」(KSLV-I)の打ち上げを、ロケット上段部のトラブルにより中止したと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

  同省の李周浩(イ・ジュホ)長官は、打ち上げ中止直後の会見で、2段目ロケットの推力方向制御装置(TVC=Thurust Vector Control)で電気信号の異常が生じ、午後4時8分に打ち上げを中断したと説明した。
 精密検査を通じて正確な原因を把握し、再打ち上げに向けたスケジュールを再度決める。

  羅老号は韓国とロシアが共同で開発。
 ロケット1段目をロシアが、2段目を韓国が製造しており、今回問題が生じたのは2段目だった。
 しかし、トラブルの原因と指摘されているTVCは、フランス製であることが判明
 韓国航空宇宙研究院は4月、
 「2段目はすべて国産化した」
と発表していたが、打ち上げに失敗した羅老号1・2号機に続き3号機もフランス製TVCが使われていた。

  同院の関係者は、
 「4月に2段目の部品を国産化すると発表したが、フランス製品の方が性能が優れていると判断し、この部品を使用することになった」
と説明した。

  李長官は、
 「これまで国民が送ってきた声援に応えられず、打ち上げが延期になったことは残念。
 さらに正確な点検作業を行い、羅老号の打ち上げを成功させるため努力していきたい」
と話した。


 どうもこの「ナロ号」というのは世界の部品の寄せ集めで作ったアセンブル・ロケットのようである。
 国産ロケットというのはウソのようである。


サーチナニュース  2012/11/30(金) 10:53
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1130&f=national_1130_008.shtml

ロケット失敗「目立ちたがり韓国、科学でギャンブルやめよ」=中国

  韓国で29日、自国開発のロケット「羅老」(ナロ)号の打ち上げが直前で緊急停止となった。
 中国メディア・環状網は30日、これが10回目の「発射中止」であり、専門家から
 「ロケットを博打の道具にするな」
との意見が出たと伝えた。

  記事は、今回の発射中止について機械の故障が原因であり、再発射は大統領選挙終了後の来年にずれ込む可能性が高いと報じた。

  その上で、2009年以降2度の打ち上げ失敗に続く「3度目の正直」もトラブル続きで発射すらままならないことから、世界のメディアが
 「韓国の野心、またも挫折」
と嘆息交じりに伝えたこと、日本メディアが
 「またコリアンジョークが出た」
と揶揄(やゆ)したことを紹介した。

  そして、中国人民大学国際関係学院の金燦栄教授が、
 「韓国は『スター国家』の夢を抱き続け、人々が驚くようなことを成し遂げたいと考える民族性がある」
とする一方で、
 「科学的な視点で言えば、韓国はもっと穏当になるべきであり、科学を相手にギャンブルをしてはならない」
とコメントしたと伝えた。




朝鮮日報 記事入力 : 2012/12/01 09:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/12/01/2012120100417.html

羅老号:2段目に老朽化のおそれ

 韓国航空宇宙研究院(航宇研)は30日「宇宙ロケット『羅老号』2段目の点検に時間がかかり、当初期限に定めていた12月5日までの打ち上げは難しい」と発表した。
 航宇研は1日から民間の専門家と共同で羅老号の総合点検を始めた。
 羅老号は11月29日午後4時に打ち上げを予定していたが、韓国の技術陣が作ったロケット2段目で過電流が発生し、打ち上げが延期された。

 航宇研内外からは
 「ロケット2段目が作られて5年近くたっていることから問題が生じているのではないか」
という懸念が出ている。
 固体燃料ロケットには決まった耐久年限がない。とはいえ、韓国の製造技術で保証可能なレベルは5年といわれている。

 航宇研は2008年4月にロケットの2段目を3機同時に作った。
 このうち2機は、2009年と10年の打ち上げに使用された。
 残る1機は、24時間常温・常湿状態で保管されてきた。
 あるロケット専門家は
 「打ち上げ直前になって全く予想もできない欠陥が露見するということは、結局ロケットが古くなったことで問題が生じているのではないか。
 韓国の技術陣は、こうした問題点を事前に把握できるほどの経験を積んでいない」
と語った。

 航宇研の技術陣は、できる限り今年中に打ち上げようという立場だ。
 打ち上げが遅れれば遅れるほど、年限の問題が大きくなるからだ。
 しかし、欠陥の原因究明に要する時間、ますます寒くなる天気、大統領選挙や国際機関への通知スケジュールなどを考慮すると、年内の打ち上げは難しいという指摘も多い。


 自力で打ち上げられないということは、様々な問題が生じる。
 ということは、中国のように韓国ロケットは「科学ギャンブル」だったのかもしれない。
 ギャンブルに成功すれば名誉と賞賛を得ていたであろうに。
 失敗すると、ただ馬鹿にされるだけになってしまう。
 あのころの韓国は上昇気運に乗っていたから、イケイケでやったのだろう。
 でもいまの韓国は下向きになってしまっている。
 もう無理かもしれない。


レコードチャイナ 配信日時:2012年12月1日 14時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66992&type=0

失敗、失敗、また失敗!
それでも韓国がロケット開発をあきらめない理由―台湾メディア

2012年11月30日、台湾・東森ニュースは記事
 「失敗に次ぐ失敗、韓国はなぜあきらめないのか」
を掲載した。

 29日、韓国のロケット・羅老(ナロ)号の打ち上げが予定されていたが、2段目ロケットに異常電流が感知され、打ち上げが中止された。
 羅老号はこれまでに2回、打ち上げに失敗しており、今回がラストチャンスになる予定だったが、挑戦は来年に延期されることになった。

 これほどの失敗を繰り返しながら、なぜ韓国はロケット打ち上げにこだわるのか。
 それには4つの理由がある。
 第一に今、日本、中国、インドなどアジア諸国は制宙権を目指し宇宙開発競争に明け暮れていること。韓国も遅れるわけにはいかない。
 第二に宇宙ビジネスの時代が近づきつつあること。
 第三に国防の米国依存を緩和するため。
 そして第四に長距離弾道ミサイル技術を向上させる機会
となるためだ。




レコードチャイナ 配信日時:2012年12月2日 19時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67019&type=0

韓国のロケット打ち上げ失敗をあざけり笑う中国ネットユーザー―中国紙



 2012年11月30日、北京晨報は記事「ネットユーザーが予言、羅老号の打ち上げ契約は中国に委託されるのでは」を掲載した。
 韓国は11月29日にロケット・羅老号による人工衛星打ち上げを計画していたが、第2段目ロケットに異常が見つかり中止された。
 次回打ち上げは来年以降になる見通しだ。
 羅老号は02年にプロジェクトがスタート。
 韓国の宇宙開発計画にとってはきわめて重要な一歩となるが、09年の1号機打ち上げ、 10年の2号機打ち上げはいずれも失敗に終わっている。
 相次ぐ打ち上げ失敗のニュースは中国のネットユーザーの間でも話題となっている。
 羅“老”号という名前が悪いのではないか、燃料が漏れたりするのも当然というあざけりまで書き込まれている。
 また韓国が短期間でロケット技術を獲得するのは難しいのでは、中国に衛星打ち上げを委託すればいいといった意見まである。




サーチナニュース 2012/12/02(日) 12:53
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1202&f=national_1202_006.shtml

韓国ロケット打ち上げ延期、ますます遠くなる宇宙開発の夢=中国

  11月29日に行われる予定だった韓国の衛星搭載ロケット「羅老(ナロ)」号の打ち上げが再び延期となった。
 中国メディアの環球時報は1日、「打ち上げ延期は韓国人を大いに失望させており、韓国にとって宇宙開発の夢がますます遠くなりつつある」と報じた。

  韓国はナロ号の開発に10年以上に歳月を費やしており、その間に2度の打ち上げ失敗、数え切れないほどの打ち上げ延期を経験してきた。
 韓国がロケット開発にこだわる理由について、記事は3つの理由を挙げた。

 1つ目は宇宙開発における先進国の仲間入りを果たし、国際的な地位を向上させるため、
 2つ目はロケット技術が軍事技術に応用できるため、
 3つ目は宇宙産業に進出することで大きな経済効果を期待できるためだ。

  しかし、韓国の同盟国である米国は、ロケットの打ち上げ成功を必ずしも望んでいない。
 成功が北朝鮮を刺激することにつながりかねないからだ。
 韓国のロケット開発を援助し続けてきたロシアでさえ、朝鮮半島の情勢悪化に配慮して、韓国側に限られた技術しか提供していない。

  ただ専門家は、北朝鮮が10日―22日の間に打ち上げると宣言した長距離弾道ミサイルの発射が成功し、そのうえで韓国のロケット打ち上げが失敗に終われば、朝鮮半島により大きな緊張をもたらしかねないと懸念を示し、
 「もしもナロ号が打ち上げ失敗となれば、大統領選挙に悪い影響を与えることになるかもしれない」
と述べた。





【 見えない歪み 】


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